

住宅の強盗や空き巣事件に関するニュースを見ると、うちは大丈夫かな?と心配になります。でも、どのように防犯対策すればいいか分かりません。

家の防犯対策には色々な方法がありますが、その中には単体ではあまり役に立たないものもあります。


役に立たない防犯対策7選

防犯カメラをつける
家の防犯対策として多くの方が思いつく方法は「防犯カメラ」の設置です。 目立つところに設置すると侵入犯罪の抑止力になり、警備会社と契約すれば、異変を察知してすぐに人が駆けつけてくれます。 しかし、最近はコストを抑えようとダミーカメラをつけたり、警備会社と契約せず単に録画機能だけあるタイプを選んだりする方も少なくありません。 また、玄関や勝手口、人が入れる大きな窓が写る場所に防犯カメラをつけても、カメラの後ろに回って壊されたり向きを変えられたりすれば意味がありません。
防犯カメラはあくまでも補助的な対策です。これだけで空き巣などの侵入犯から家を守れない可能性があります。
センサーライトをつける
人の動きを検知してパッシングライトのつく防犯に特化したセンサーライトが増えています。 確かに夜間に不審者が窓などに近づいていることを知らせてくれますし、光によって警告する効果があります。 ただし、重要なのはこの効果はあくまでも夜間の「忍び込み」に限定されるので注意しましょう。 警察庁の調べによると住宅をターゲットとした空き巣が最も発生するのは10〜12時の昼間です。(参考:警察庁|令和5年の犯罪) 明るい日中ではいくら強い光を発しても、ライトの点灯に気が付かない可能性は十分考えられます。
センサーライトも防犯カメラと同様に、効果的な対策をとった上で補助的な方法として試すことをおすすめします。
防犯砂利を敷く
家の周りに防犯砂利を敷く家も少なくありません。 防犯砂利とは大きめな粒の砂利で、その上を歩いて踏むと70dB以上の大きな音が出ます。 70dBは賑やかな街頭や電話の呼び出し音と同等の音なので、家の中にいてもすぐ気がつくでしょう。 ただし、交通量の多い道路や線路に近い家は、砂利の音に気が付きにくい可能性があります。
防犯砂利は、閑静な住宅地においては高いの防犯効果を得られます。
警備会社と契約する
ここで誤解を招かないようにお話ししておくと、警備会社との契約は「役に立たない」訳では全ありません。 しかしここで重要なのは、警備業法の規定で「異常を検知してから25分以内(地域によっては30分以内)」に現場へ駆けつけることが“努力義務”とされている点です。 警察庁の調べによると、侵入犯は「5分以内」に家の中に入れなければ70%以上が犯罪を諦めるというデータが出ています。(参考:政府広報オンライン|空き巣や強盗から命と財産を守る 「住まいの防犯対策」) つまり、逆を返せば空き巣などの被害に遭っている家の多くは侵入までに5分かかっていないということです。 そのため、センサーが異変を検知してから警備員が家に到着するまでに、既に犯人が逃走している可能性は十分考えられます。
警備会社との契約は窓やドアなどに対策を施した上での“最終兵器”です。契約しただけでは空き巣などを未然に防げません。
窓ガラスに防犯フィルムを貼る
ホームセンターや100均ショップではDIYでできる窓ガラス用防犯フィルムが売られています。 防犯フィルムは“役に立たない”というよりも、「方法によっては意味がない」といった方が正しいかもしれません。 例えば、すりガラス調の防犯フィルムをクレセント周りに貼ると、施錠されているかどうかが外から見えにくくなります。 しかし、窓ガラスを貫通しにくくするための防犯フィルムは、窓ガラスの破壊音があまり響かないので、家にいる時に犯罪に気が付きにくくなる側面もあるので注意しましょう。 また、簡易的な防犯フィルムは少し時間をかけると簡単に破られてしまう可能性もあります。
防犯フィルムは侵入を防げる可能性が低い上に、外からでは貼ってあるのが分かりにくくガラス破りに対して抑止力にはなりません。
窓やドアに補助錠を追加する・鍵を交換する
窓や玄関ドアに補助錠を追加したり既存の鍵を防犯性の高いものに交換したりする方法もあります。 この方法は比較的新しい窓やドアであれば一定の防犯効果を発揮しますが、古いサッシやドアでは意味がないかもしれません。 なぜなら、古いサッシには防犯性の低い窓ガラスが入っていることが多く簡単に破られてしまいますし、古い玄関ドアは本体を壊しやすいからです。
最近は空き巣や泥棒の手口が凶暴化していて、古い家のドアを蹴破ったり壊したりして侵入するケースもあるので注意しましょう。
内窓をつける
「内窓をつけると窓が二重になるので防犯性が高まる」という情報を目にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。 内窓は断熱リフォームの一環として設置するケースが一般的ですが、防犯対策としてご相談いただくこともあります。 確かに泥棒の立場になると窓が二重の家はこじ開ける手間が増えるので、防犯効果がありそうですよね。 しかし外窓の防犯性が低ければ、たとえ内窓をつけてもほとんど意味はありません。
空き巣や強盗、泥棒などから家や家族を守るためには、「家の中に侵入させないこと」が基本です。
防犯対策の基本は「家に入らせない」こと



侵入経路である窓と玄関ドアを重点的に防犯対策すれば、空き巣などに入られるリスクをかなり減らせます。

最近の既存住宅における窓や玄関ドア・勝手口ドアの交換は、「カバー工法」が主流で、壁や土間に埋め込まれた枠はそのままでその上から新しい枠を被せる方法なので、周囲の壁や床を解体工事しないで短時間のうちに新しい窓やドアを設置できます。


玄関ドア・ガラス・窓サッシにCPマークがついていると、そもそも空き巣や泥棒に狙われにくくなります。
窓・ドアの防犯対策に補助金が使える


特におすすめの制度は「先進的窓リノベ事業2025」で、窓の断熱工事に対して、1世帯につき最高で200万円が支給されます。具体的な補助金額は「外窓交換(カバー工法)で62,000〜220,000円/ヶ所」です。

まとめ
家の防犯性能を見直す際は、効果的な対策から優先的に実行しましょう。 防犯対策の中には、それだけではあまり効果のないものもあります。お得に窓や玄関ドア・勝手口ドアのリフォームを実現させたい方は、補助金を活用する方法がおすすめです。 どんな防犯対策をすればいいか分からないという方は、「玄関ドアマイスター」にお問い合わせください。 LINEでもお気軽にお問い合わせいただけます。 ホームページではすぐに金額が分かる「簡単見積もりサービス」や毎日更新の施工事例紹介ページもありますので、ぜひチェックしてください。
私たち「玄関ドアマイスター」は、昭和5年の創業以来建具一筋!玄関ドアリフォームの施工件数全国1位をこれまで何度も獲得している直販会社です。どこにも負けない明瞭価格に、高品質な施工と対応、安心のアフターサービスの3点が揃っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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