玄関マットを敷くことで床がとてもおしゃれになります。それだけでなく汚れを拭き取ったり滑り止めにもなってくれるので、機能面でも重宝する存在です。玄関マットは置く場所や色によっても意味合いが変わってきます。そこで今回は玄関マットがもたらす性能や使い分けについてご紹介します。
玄関マットは便利でおしゃれ
玄関にマットを敷く理由はいくつかあります。それらの理由は大きく分けて2通りあって、一つはおしゃれなマットを敷くことによって玄関にデザイン性をもたらすためです。
もう一つは足裏や靴裏の汚れを拭き取るためや床の傷防止・滑り止めといった機能性を追加するためがあります。これらの両方を取り入れることで玄関の魅力は存分に引き出されることでしょう。
欧米の住宅に由来した文化
元々玄関マットは洋風住宅にある家具の一つで、日本古来の住宅には存在しませんでした。洋風住宅の場合、靴を脱がずにそのまま室内へ入る風習があったため玄関先で靴の裏の汚れを落とす必要がありました。
現在は日本でも反映されている
一方で昔ながらの日本家屋の場合、靴を玄関で脱いでから中へ入るという風習がありました。そのため玄関マットを使って靴裏の汚れを落とす必要性がありませんでした。
しかし玄関マットがあると掃除が楽になり、足裏の汚れも落とせるというメリットがあります。そのため現在は玄関で靴を脱ぐという風習が残りつつも玄関マットを敷くという家庭が一般化しています。
室内の玄関マットの役割について
玄関用のマットは置く場所によって用途が変わります。玄関マットの置く場所は大きく分けて室内と屋外の2通りとなっています。室内の玄関マットは置く場所によって使い方が若干変わります。
室内の床の上
室内の床の上に敷くマットは帰宅時に一番最初に足で踏む位置に置いてあります。他のマットと違い裸足や靴下の状態で踏むので毛並みが立っていて、柔らかい素材が使用されています。
足裏に付いた汗や汚れを落としてくれるので、部屋の中に汚れが入るのを防いでくれます。汚れだけでなく、ハウスダストやダニの繁殖も防いでくれるので衛生面においてもメリットがあります。
室内の玄関マットは重い荷物を置く場所としても重宝します。大量の買い物や宅配便の大きな荷物を受け取る際に、マットの上に物を置けば床が傷つくことを防いでくれます。また滑り止めとしての役割もあり、滑りやすい靴下の状態でフローリングを踏んだ際の転倒を防止してくれます。
室内用の玄関マットは豊富な種類が揃っていますが、汗やホコリが付きやすいので洗濯機で丸洗いできるタイプだと非常に便利です。ただし毛並みにこだわっている高級品だと洗濯機では洗えない場合があるので注意して下さい。
注意点としては玄関マットを敷く場合、そのためのスペースが必要になります。玄関自体が狭かったり物を置いてあったりするとマットを敷くスぺースが確保できなくなってしまうので、購入前にマットを敷けるスぺースを図っておくことをお勧めします。
室内のたたきの上
室内用の玄関マットはフローリングの上だけでなくたたきの上に敷くことも出来ます。玄関のたたきは靴裏の汚れが付きやすいので汚れが溜まって掃除が大変になってしまいます。また雨天時は靴裏の雨水がたたきに溜まって靴を脱ぎ着する際に転倒してしまう恐れもあります。これらを防ぐためには玄関マットが重宝します。
玄関マットをフローリングの前にあるたたきに敷くことで、靴を脱ぐ際に靴裏の水分や汚れを落としてくれます。雨水による転倒も防いでくれます。
ドアの手前に置けば中に入った瞬間に靴裏の汚れを落としてくれるのでたたき全体が汚れるのを防いでくれます。ただしドア前にマットを敷く場合は、ドアを開閉する際にぶつからないように厚みの薄いマットを敷く必要があります。
屋外の玄関マットの役割について
玄関の外側に敷くマットは靴裏の汚れ落としに最も優れています。帰宅時に玄関の外で靴裏のホコリや汚れを落としてくれるのでたたきを綺麗に維持出来ます。
そのため屋外に玄関マットを敷いておくと室内の掃除が楽になります。家族の中にに土木工事やスポーツなどで頻繁に土がある場所に足を踏み入れる人がいるならば屋外の玄関マットが重宝されることでしょう。
雨天時に重宝する存在
雨の日は靴の裏の雨水を落としてくれます。玄関の中に入る前に水分が抜けるので、たたきの汚れと水による転倒を防いでくれます。また屋外の玄関マットは不特定多数の人達に見られる場所なのでおしゃれなマットが推奨されます。さらに屋外なので常に雨風にさらされるから耐久性も重視されます。
耐久性が求められる
屋外用の玄関マットはかなり硬くて重い素材を使用した製品が多いです。軽いマットだと風で飛ばされてしまうので、ある程度重量のあるマットを選ぶようにして下さい。
特にループパイル製は耐久力が強いので土や雨水をしっかり落としてくれます。ゴム製のマットは滑り止め効果が強いので地面が滑りやすい雨天時でも安心です。
屋外用の玄関マットは人目に付きやすいのでデザインにも気を付ける必要があります。来客を招き入れる機会が多い方は「welcome」などの挨拶が明記されたマットを敷いておくと非常におしゃれな雰囲気になります。また室内のマットよりも汚れが付きやすいので定期的に掃除することも忘れないで下さい。
風水の観点から見る玄関マットについて
玄関のマットは風水においても必要であると考えられています。外から持ち帰ってきた悪い気を落として、室内を良い気で満たしてくれるとされているので積極的に取り入れていきましょう。玄関マットを敷くのであれば屋外のドアマットが望ましいとされています。もしくはなるべく外に近い場所に敷くことで、外の邪気が室内に入りこむことを防いでくれます。
玄関マットは色によっても効果が違います。効果の違いは下記の通りです。
・赤:厄除け・仕事運
・オレンジ:家庭運・人間関係運・恋愛運
・黄色:金運・人間関係運
・ピンク:恋愛運
・紫:健康運
・白:金運・人間関係運
風水では色によって上記の様な違いが出ます。基本的に玄関マットの色はその空間の雰囲気にも影響するので明るい色で明るい雰囲気に、暗い色で落ち着いた雰囲気を演出出来ます。
天然素材がおすすめ
玄関マットは素材によっても違いが出ます。風水においてはコットンや麻などの天然由来の植物を使用した玄関マットの方が運気を上昇してくれるとされているのでおすすめです。
逆に化学繊維を使用した玄関マットは運気を下げてしまいます。製品によっては天然素材と化学繊維の両方が使われている場合もありますが、100%天然素材を使用している玄関マットをおすすめします。
常に清潔感を保つ
玄関マットの効果を最大限に引き出すためには、定期的に掃除して常に清潔さを維持することが求められます。表面の毛が汚れて破損や変形してしまうと運気の流れを妨げてしまいます。そのため洗濯機が使用できる場合は丸洗いして、それ以外の玄関マットは水洗いや汚れを落とすなどして常に清潔さを保ちましょう。
もし玄関マットがボロボロになって明らかに見た目が悪くなってしまったら、新しい製品に買い替えることで運気の流れを維持出来ます。
まとめ
今回ご紹介した内容は以下の通りです。
・玄関マットは玄関をおしゃれにするだけでなく、汚れ防止や滑り止めなどの機能もある
・室内と屋外によって役割や用途が変わってくる
・素材の種類もたくさんあるのでデザイン性や耐久性の高い製品を選ぶ
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