玄関の不満は玄関ドアをリフォームすることで解消できるかもしれません。玄関は毎日出入りする場所なので使いやすくて快適な環境を維持することが好ましいです。しかし実際には不満を抱いている方が多数います。玄関の環境はドアによって大きく変わるのでリフォームすることでより快適な生活を送れるようになることでしょう。
玄関ドアのリフォームは内部にも影響を与える
玄関ドアのリフォームは様々な部分に影響を与えます。リフォームとは見た目をよくするだけでなく、玄関ドア自体の性能の向上も意味します。それ以外にも玄関の内部へ影響を与えることもあります。
玄関は住宅の顔と呼ばれることもあり、室内と外を繋ぐ場所だからこそ問題点や気になる事がたくさんあります。それらの多くはリフォームによって解決出来ます。居心地の良い玄関を目指すのであれば、まずは玄関ドアのリフォームを考えてみましょう。
玄関内にありがちな問題点を解決してくれる
日当たり
日当たりと言えば家族全員が同じ時間を共有するリビングやプライベートの時間を過ごす寝室などに注目されがちです。しかし玄関の日当たりも重要なポイントとなります。基本的に一般的な住宅の玄関は日当たりが悪くなりがちです。その理由は住宅の構造上、玄関が北側や北西側などの日が差し込まない方角を向いていることが多いからです。
また玄関には基本的に窓が無いため日が差し込んできません。玄関ドアに窓があれば別の話ですが、1枚の板になっている場合はただの壁となってしまいます。
日当たりが悪いと玄関内に暗いイメージが植えついてしまいます。そうなると夜ならまだしも昼間でさえいちいち電気を点けなければなりません。その上電気代も掛かってしまいます。
冷え込み
断熱の悪さは玄関の室温に関係します。昔ながらのアルミサッシのドアでは冷え込みやすくなりますが、玄関には暖房器具が無いので対策出来ません。そのため冬場の玄関は一方的に冷え込んでしまい、外出・帰宅の際に玄関を通るたびに憂鬱になります。そのうえ、暖かいお部屋から、冷えた廊下に出るとヒートショックを起こして心臓発作の原因になりかねません。
また玄関の冷え込みは他の部屋にも影響します。玄関はリビング・キッチン・浴室・トイレなど様々な部屋に繋がっていて、玄関の冷えた空気は別の部屋へ伝ってしまいます。そのせいでリビングでエアコンを点けても玄関の冷えた空気が入り込んでしまうせいで一向に部屋が温まらなくなってしまいます。これは電気代を浪費することにもなるので、非常に効率が悪い状態と言えます。
盗難のトラブル
一戸建て住宅は泥棒や空き巣などによる盗難の被害が後を絶ちません。不審者が住宅へ侵入する際の侵入経路はほとんどが玄関ドアや窓などの開口部です。犯行に慣れている人ならば、鍵を閉めていてもあらゆる手を使って侵入してしまいます。
例えばピッキング、サムターン回し、ガラス破り、ドアのこじ開けなど玄関ドアを突破する方法はいくつもあり、防犯対策が施されていない従来の玄関ドアならプロの犯罪者は1分弱でドアを不正解錠してしまいます。特に玄関ドアは狙われやすい場所なので防犯対策は必要不可欠と言えるでしょう。
バリアフリー
年配の方と同居していたり自宅に体が不自由な方が住んでいる場合は住宅にバリアフリー対策を施す必要があります。玄関は外と室内を行き来するために必ず通る場所で、健常者にとっては何気ない動作でも障害者にとっては大変なことがたくさんあります。
例えばドアの開け閉めもとても大変な動作です。開き戸のドアノブを握ってドアを前後へ動かすという行為は、力が弱い人や腕が上手く動かせない人にとっては凄く難しい動作です。また車椅子や松葉杖を利用している人にはドアを前後に動かすという動作も難しく感じます。特に車椅子の場合、横幅が広いため玄関ドアの横幅もある程度広くないといけません。
玄関内で靴を脱いで中へ入るという動作も難しいです。靴を脱ぐためにはしゃがまないといけませんし、中へ入るためには立ち上がらないといけません。しかし足に障害を持っている方はしゃがむことが非常に難しいです。また自分一人の力だけで立ち上がることも困難です。かといって立ちながら靴を脱ぐという動作は不可能と言えるでしょう。
このように障害者は玄関を出入りするだけでも毎回一苦労なので、より簡単に出入りできる様なバリアフリー対策が必要となります。リフォーム用の玄関ドアなら、室外から入室するときはハンドルを引くだけ、出るときは押すだけです。親子ドアや片袖枠のドアなら、ドア本体の幅を広げて車いすでも通れる幅にできます。
玄関内に影響を与えるドアのリフォームについて
玄関ドアをリフォームすることで玄関内の環境は大きく改善されます。玄関内の環境を改善するためにはただ単に新しい製品に交換するだけでなく、便利な性能を持った玄関ドアを設置することをお勧めします。
通風窓
玄関は風通しが悪いので臭いや湿気がそのまま残ってしまいます。靴の臭いが残っていると不快ですし、湿気が溜まってしまうと結露が発生してしまって酷い場合にはカビが出てきてしまうこともあります。
玄関を換気するためには通風窓付きの玄関ドアを設置する必要があります。ドアに付いている通風窓は開閉可能で、窓を開けるとドアを閉めた状態でも換気することが出来ます。これまで玄関を換気するためには玄関ドアを開けっぱなしにする必要がありました。しかしドアを開けてしまうと外から覗かれる恐れがありますし、虫が入り込んでしまうこともあります。
しかし通風窓なら細くて縦長の窓を開けるだけで換気出来ます。開く範囲は換気に必要な最低限のスペースしか開かないので、覗き見や虫の侵入は心配ありません。ちなみに玄関ドアマイスターで取り扱っているリシェントやドアリモの通風窓なら操作も簡単で、非常に効率良く換気出来るのでお勧めです。
断熱ドア
毎年冬になると玄関の冷え込みが激しくなります。玄関は暖房器具が無いので冷え込みを防ぐ手段がありません。しかし玄関の冷え込みの原因は玄関ドアにあるので玄関に対策を施せば冷え込みを防ぐことが出来ます。
従来の玄関ドアは断熱材が入っていないアルミサッシによって作られています。これらは断熱性能が非常に低く、外の気温の影響をすぐに受けてしまいます。
しかしリフォーム用玄関ドアの中には断熱仕様の製品があります。これはドア本体の中に断熱材が入っているため、ドアの表面が冷たくなりません。また窓ガラスには断熱性能に優れた複層ガラスが使用されています。複層ガラスとは2枚の単板ガラスの間に中空層が封入された特殊構造の窓ガラスの事です。この中空層が玄関内の温かい空気を外へ逃げてしまうことを防いでくれます。
また高断熱仕様の複層ガラスの場合、中空層にLow-e膜と呼ばれる透明な金属膜が貼られています。これによって断熱性能が大幅に上がるので北陸地方の様な寒さの厳しい地域にも対応出来ます。
リモコンキー・カードキー
自宅に防犯対策を施すのであれば玄関ドアの警備を強化する必要があります。玄関ドアの防犯対策は色々ありますが代表的なものとして鍵の強化が考えられます。泥棒や空き巣はあらゆる方法で鍵を突破しようとします。そのため鍵の強化はとても重要です。
リフォーム用玄関ドアの電子ロックは従来のキーではなく、カードキーやリモコンキーで施解錠するシステムとなっています。オートロックにも設定ができるので閉め忘れがありません。
引戸から開き戸への変更
玄関ドアを大きく分けると引戸と開き戸の2種類があります。現在一戸建て住宅の玄関ドアの主流となっているのは開き戸です。一方で引戸は日本家屋などの和風な雰囲気のある住宅で使用されています。
双方にメリットとデメリットがありますが、引戸の方がデメリットはやや多めです。引戸は開口部が広くてシンプルな構造になりやすいので、断熱と防犯性能で劣ってしまう傾向にあります。
しかし、引戸を開き戸へ変更することも可能です。玄関ドアマイスターではカバー工法と呼ばれる方法でリフォームしています。これは既存のドア枠をそのまま残して新しいドアを取り付ける方法で、ドア枠に収まるサイズなら引き戸から開き戸へ変更することも出来ます。
開き戸は引戸より断熱・防犯に優れています。断熱性能が上がれば玄関の内部にも影響を与えるのでメリットの大きいリフォームと言えるでしょう。
まとめ
今回ご紹介した通り玄関ドアをリフォームすることはただ単にドアの見栄えが変わるだけではありません。換気や断熱など室内にも大きく影響するので気になる方は玄関ドアのリフォームを積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
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